
ついに歯科助手デビュー!初日は何をするのかな?

この記事では歯科助手が初日にするであろう仕事について解説するわね。
歯科助手初日、1からしっかり教えてもらおう!と思っていても、実際はなかなかうまくいかないことも多いんです。
「説明が早くてよくわからないまま先輩が行っちゃった…」
「忙しそうで話しかけられない!」
このようなこともよくあります。
今回は最低限、新人助手さんが初日にやるべき仕事について解説します。
この記事を読めば、歯科助手初日に何をするべきか、何ができるようになればいいか見通しが立ちます。
もし放ったらかしにされてしまっても(実はわりとあるんです(^◇^;))パニックにならず初日を過ごせるでしょう。

今回の記事はあくまで一例として参考にしてください。
きちんとしたマニュアルがあったり、教育係や指示を出してくれる先輩がいるクリニックはたくさんあるよ。
歯科助手の初日の仕事

初日は歯科医院で毎日行う基本的な仕事を覚えていきます。
初日だけでも何度も行う機会があるものも多いので、サクッと覚えてしまいましょう。
初日の仕事は以下の7つです。具体的に説明していきますね。
- 挨拶をする
- 先輩スタッフと業者の名前を覚える
- 朝の準備を覚える
- 基本的な準備と片付けを覚える
- おおまかな診療の流れを覚える
- 患者さんと笑顔でコミュニケーションをとる
- とにかく報連相
- とにかく強い心を持つ
挨拶をする
これは社会人の基本ですよね。
「おはようございます」「お願いします」「ありがとうございました」など
ひとつひとつしっかり挨拶しましょう。
先生や先輩にだけでなく、患者さんにも挨拶を忘れないでくださいね。
「お疲れさまでした」「お大事に」など先輩の挨拶をマネしましょう。
また、もし患者さんと会話ができるようなら積極的にコミュニケーションを取ってください。
ただし、治療時間の邪魔をしないことや話をする場所、声の大きさなどは気をつけてくださいね。
最初は気恥ずかしいかもしれませんが、挨拶は最も簡単な仕事です。
マスクで表情は見えにくいですが、笑顔で挨拶をすると自然と声が明るくなるので印象も良くなります。
先輩スタッフと業者の名前を覚える
これから一緒に仕事をしていく仲間ですから、なるべく早く名前は覚えましょう。
名札をつけない歯科医院もあるのでしっかり確認してください。
その際、「歯科衛生士」「歯科助手」「受付」「歯科技工士」の職種も一緒に聞いておきましょう。
また、歯科医院はそこで働いているスタッフだけでなく外部の技工所さん(銀歯や入れ歯を作ってくれるところ)などいろいろな業者さんも出入りしています。
特に、「銀歯は〇〇、入れ歯は△△」というように複数の技工所さんと契約している歯科医院が多いので、技工所の名前と営業さんの名前をセットで覚えましょう。

銀歯にも「インレー」や「FMC」などの種類があるの。
種類によって技工所を変えている歯科医院もあるわ。
違いはまだわからなくて当然!
今はインレーは〇〇、FMCは△△と言われたままにメモしておきましょう。
朝の準備を覚える
診療が始まる前に済ませておく朝の準備があります。
歯科医院によって内容は異なりますが、主に院内の清掃や薬品の補充、機械の電源を入れる作業です。
特に担当は決まっておらず、気付いたところをみんなでカバーしながらやっていることが多いです。
まずは初日に教えてもらった準備を明日できるようになりましょう。
翌日は違う箇所の準備を教えられることも多いです。
少しずつ数日かけて全体の朝の準備を覚えていきます。
基本的な準備と片付けを覚える

歯科医院には「基本セット」と呼ばれるものが必ずあります。
この基本セットはよく使うものを1つの袋(滅菌パック)にまとめているものなので、基本的に毎回用意します。
一部、入れ歯の調整など基本セットが必要ないこともあります。
そんなときは先輩スタッフがそっと片付けてくれます。笑
しかし、気落ちしないでくださいね!
そのうち必ず分かるようになるので初日はとにかく患者さんが来院したら基本セットを用意しておきましょう。

予約表を見て、どの治療内容のときに片づけられたのかチェックだけはしておきましょうね。
基本セットに入っているミラーやピンセットなどの器具の名前、どこに保管されているかはなるべく早く覚えます。
また、使った器具やユニット(診療イス)を消毒する方法やオートクレーブ(器具を滅菌する器械)の使い方、少なくなった薬剤などの補充の仕方は1日のうちで何度も行うことなので、初日のうちに覚えてしまいましょう。
おおまかな診療の流れを覚える
- 予約表を見て診療の準備
- 準備ができたら患者さんをユニット(診療イス)へ案内する
- 治療のアシストをする
- 診療後の片付け
- 次の診療の準備
基本的な診療の流れは上記のような感じです。
1つずつ解説していくので少しイメージしながら読んでみてくださいね。
1、予約表を見て診療の準備
患者さんが来院したら、受付さんがカルテを用意してくれます。
カルテの名前と予約表の名前を見て、治療内容をチェック。
確認したら基本セットの準備、治療の準備をします。
「基本セット」は上記で出てきましたね。治療の際にほぼ必ず使う器具のセットです。
治療の準備、治療の内容は全然わからないはずです。
わからないながらも、「カルテが来る→予約表を見る」というクセを今からつけるようにしておきましょう。
治療の準備は先輩スタッフがしてくれるはずです。
治療名と準備物をメモしておきましょう。
器具の名前もわからなくて大丈夫。
「ワゴンごと持ってくる」「テーブルにある白い棒」など自分がわかるようにメモしておきます。
時間があるときに先輩スタッフにきちんとした名前や用途を聞きましょう。
院内独自の名前で呼んでいるものもあるかもしれませんね。

ライトの位置やひざかけのたたみ方など、患者さんが気持ちよく診療室へ入って来られるように清潔な見た目にしておきましょう。
2、準備ができたら患者さんをユニット(診療イス)へ案内する
診療の準備ができたら患者さんを待合室から誘導します。
この患者さんを誘導する行為は初日からお願いされる可能性大です!
先輩スタッフがどのようにしているか見るべきポイントは以下の通りです。
- どの位置でどのように呼んでいるか
- 声の大きさ
- 「さん」か「さま」か
- どのような声かけをしながらユニットに案内しているか
- エプロンの掛け方、コップの置き方、それぞれのタイミング
エプロンまでかけたら、「少しお待ちください」と患者さんに言って先輩スタッフに患者さんの誘導ができたことを報告しましょう。
もう1歩踏み込める余裕があるなら
「(初めての患者さんなら)今日はどうされましたか?」
「(通院されている患者さんなら)お変わりありませんでしたか?」
と軽く問診しておくのもアリです!
なにか訴えがある場合はきちんとメモしてドクターや先輩スタッフに報告してくださいね。
3、治療のアシストをする
初日は見学がメインとなるので実践することはほとんどないでしょう。
しかし先輩スタッフがどのようなことをしているかは見ておきましょう。
キビキビと動く先輩スタッフに圧倒されることもあります。
「何も言われていないのにどうしてわかるの?」
「わたしにはできない!」
と思うのは新人あるあるなのでご安心を!笑
実は、各治療によって大まかなアシストの流れがあるんです。
今後はその流れを習得していきましょう。
4、診療後の片付け
患者さんが退室した後は片付けをします。
使用したものを滅菌や消毒をする方法を教えてもらいましょう。
片付ける場所も覚えていきましょう。
予約表の同じ治療内容の時にまた使う可能性が高いですよ。
5、次の診療の準備
次の患者さんが来院されたらまた基本セットを用意します。

「予約表を見て診療の準備」にまた戻るわよ。
おおまかな流れとして「基本的な診療の流れ1〜5」を繰り返していきます。
とにかく報連相
新人だろうと長年勤めていようと必ずとにかく報連相です。
どんなに細かいことでも報告してください。
歯科医院はチームプレーで仕事をしています。
無用なトラブルを起こさないためにも勝手に判断しないようにしましょう。
とにかく強い心を持つ
ネットで検索してみると「初日なのに舌打ちされた!」「初日なのに厳しい言葉を投げられた!」など不安になる体験談もよく見られます。
残念なことに、歯科あるあるの1つです。
初日、新人、ベテラン、職種に限らず、ドクターや性格のきついスタッフから強い言葉を投げられることがあります。
特に未経験で不安だらけの歯科助手さんは初日で心が折れてしまう人も多いです。
見返してやる!絶対できるようになってやる!
とにかく強い心を持ってください。

こんな人がいないクリニックばかりだといいのにね…
初日からバキューム!?

「何も教えてもらってないのに急にバキューム(水を吸う器械)をさせられた!」
このような声もネット上でよく見られます。
こちらも歯科あるあるの1つ。
- バキュームを持ってほしいけれどスタッフの手があいていない
- どうせやるようになるんだから
- バキュームはやって覚えるしかない
このような理由から初日であろうと新人にバキュームをさせるクリニックは多いです。
もし初日にバキュームの指示が出たら、ポジティブに「体験」と思ってやってみましょう。
上記理由の
- どうせやるようになるんだから
- バキュームはやって覚えるしかない
この2つはあながち間違いでもないんですよね。
とはいえ、初日からうまくできるほどバキュームは簡単ではありません。
ドクターが指示した位置からバキュームを動かさないことだけ意識してやりすごしましょう。
だんだんできるようになるので大丈夫ですよ。

できないとわかっていてさせるのに、 不機嫌になるドクターの多いことといったら…。
気にしないで経験を積もう!
まとめ 初日の仕事はとにかく覚えること!

初日にやることを再度まとめます。
- 挨拶をする
- スタッフと業者の名前を覚える
- おおまかな診療の流れを覚える
- 基本的な準備と片付けを覚える
- とにかく報連相
- とにかく強い心を持つ ←これ本当に大事です!めげないでね!
歯科は覚えることも多く、思い描いていた姿とかけ離れているかもしれません。
キャパオーバーのまま初日は終わり、かなり疲れることでしょう。
テキパキと動く先輩スタッフたちを見て、「自分には無理〜!」となることもよくあることです。
しかし、みんな初日はそうでした。
最初は辛いことも多い職業ですが、数ヶ月もすればあなたも知らないうちにテキパキ動けるようになっていますよ。
初日でも見学だけでなく、できそうなことはどんどん実践して覚えてください。
パニックになった時はぜひこの記事を思い出して、落ち着いてくださいね。

今日紹介したのは私が考える必要最低限のことよ。
これ以上のことを教えられたり、全然違うことを「まずコレを覚えてね」ということもありえるわ。
共通するのは初日で全部完璧にできなくても大丈夫ってこと!
ただ、1つでも多くのことができるように意識はしてみてね。

メモをいっぱいとるぞー!!
空き時間や先輩がそばにいない時、どうしますか?
この時間の過ごし方によって、新人歯科助手さんは知識やできることが増やせるかもしれません。
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